2025.12.02

「本当はどう生きたい？」を見つける質問リスト

totonoe-moon@tomoe

こんにちは。生前整理アドバイザーTomoeです。

毎日、家事や仕事、あるいは介護などに追われながら、ふと立ち止まる瞬間はありませんか？部屋の片隅にある積み重なったモノや、クローゼットにぎっしりと詰まった洋服を眺めて、こう思うことがあるかもしれません。

「私の人生、このままでいいのかな？」 「なんだか、モノに圧迫されて息苦しい……」

もし、そんな漠然とした不安やモヤモヤを感じているなら、それはあなたが悪いわけではありません。むしろ、「人生の新しいステージ」に進もうとしているサインなんですよ。

今日は、40代から60代の大人の女性に向けて、モノを通して「これからの生き方」を見つけるためのヒントをお話しします。

Contents

なぜ、これまでの「片付け」が苦しくなるの？

「昔はもっとテキパキ片付けられたのに」と思うのもそれは当然のことなのです。

40代から60代は、人生の中でも特に役割が変化する時期です。子育て中心だった生活から自分自身の時間へ、あるいは現役バリバリの仕事中心の生活からセカンドライフへの助走期間へ。

これまで家の中にあったモノは、「過去のあなた」や「家族」のために必要だったモノたちです。しかし、これからのあなたに必要なモノは、それとは少し違うかもしれません。

片付けが進まないのは、あなたがだらしないからではありません。 「誰かのための人生」から「自分のための人生」へと、価値観の重心を移し替えている最中だからこそ、迷いが生じているのです。

無理に捨てようとして、心を痛める必要はありません。まずは、ご自身の心に優しく問いかけることから始めてみましょう。

「捨てる」ことではなく、「選ぶ」ことに意識を向けるための3つの質問をご紹介します。モノを手に取ったとき、この質問をご自身に投げかけてみてください。

何年も着ていない高価なコートや、引き出物でいただいた食器セット。「高かったから」「いただいたから」という理由だけで残しているモノはありませんか？

それは、過去への執着や義理かもしれません。もし、今のお店でそれを見かけて、「わぁ素敵！今の私にぴったり！」とワクワクして買いたいと思えるなら、それは今のあなたに必要なモノです。でも、「うーん、買わないかな」と思うなら、そのモノの役目はもう終わっているのかもしれません。

モノにはエネルギーがあります。見るたびに「素敵だな」「幸せだな」と感じるモノは、あなたにプラスのエネルギーを与えてくれます。

一方で、「あぁ、痩せたら着られるのに」「使いこなせていない罪悪感があるな」と感じるモノはどうでしょう？それは、無意識のうちにあなたの心を責め、重くしている存在です。

これからの人生は、あなたをご機嫌にしてくれるモノだけに囲まれて過ごしてもいいのです。罪悪感を感じさせるモノには、「今までありがとう」と感謝を伝えて、手放してあげましょう。

少し想像してみてください。 5年後、10年後のあなたは、どんな部屋で、どんな表情で笑っていますか？朝日を浴びてゆっくりコーヒーを飲んでいるでしょうか？趣味の手芸を楽しんでいるでしょうか？

その「理想の未来のあなた」の隣に、そのモノはあるでしょうか。もし、未来のあなたがそれを使っているイメージが湧かないなら、それは今のあなたと一緒に「卒業」してもいいモノかもしれません。

これらの質問を繰り返していくと、家の中の景色が少しずつ変わっていきます。それは単に「部屋が広くなる」ということだけではありません。

「もったいない」という気持ちも、とても大切で優しい気持ちです。でも、モノを大切にするあまり、あなた自身の空間や心が圧迫されてしまっては、本末転倒になってしまいます。一番大切にするべきは、モノではなく、これからの「あなた自身の時間と心」です。

「そうは言っても、やっぱり一人では難しい……」そう感じる方もいらっしゃるかもしれません。

大丈夫です。何十年もかけて積み重なったモノや思い出を、数日で片付ける必要はありません。 1日1個、引き出し1つからでも十分です。「今の私はどうしたい？」と、ご自身に優しく問いかけながら、ゆっくり進んでいきましょう。

あなたのこれからの人生が、お気に入りのモノと笑顔で満たされますように。心から応援しています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。Tomoe

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